パーキンソン病は、身体の動きが悪くなった、筋肉がこわばるような感じ、ふるえる、転びやすくなったといった運動症状があります。
その他にも、疲れやすくなった、便秘で困っている、排尿の問題やにおいが感じにくくなった、たちくらみを起こすようになった、気分が晴れない、夜中に大声を出すことなどもあり非運動症状と呼ばれます。
パーキンソン病は、50代以降に発症することの多いゆっくりと進行する病気です。
よりよい状態を維持していくには、薬物療法のほかにリハビリもポイントの１つです。
ナーシングホームアイプラスでは、理学療法士、作業療法士が常駐し、身体が硬くならないように、全身のストレッチや筋力増強運動、寝返りや立ち上がりの練習、呼吸練習、日常生活活動指導、歩行が可能であれば歩行練習などを行っていきます。
運動療法は、パーキンソン病の運動障害、特に歩行動作やバランス能力の低下などに対して、改善効果を有することが明らかになっています。
そして、パーキンソン病は、長い期間で進行していく病気です。
患者さんごとに組み合わさってみられる症状の種類や重症度も異なりますし、状況によっても治療方法は異なります。
パーキンソン病の経過も患者さんによって異なります。さらに、病状の経過に従ってみられる症状もそれぞれの患者さんで異なります。
パーキンソン病と個々の特徴を正しく理解しながら、日々の生活を少しでも充実したものにしていく、その中で利用者様とご家族様が一生に長く過ごしていただくことが私たちの願いです。
理学療法士、作業療法士が在籍しその方にあったリハビリを個別で実施しています。
病院でのリハビリは目標を立てて回復することを目標としているのが一般的ですが、アイプラスではご本人様の苦痛を和らげ、生活の質を向上させることを目標としたリハビリに取り組んでいます。
●体が硬くならないようにストレッチ
●筋力が落ちないように手足の運動
●呼吸困難感の軽減
●痰が出やすくなるように呼吸介助、呼吸リハビリ
●肺炎、床ずれ予防の体位交換
●安楽な姿勢が保てるようにポジショニングの実施
寝たきりの方でも、時間を決めて車椅子へ移乗
「寝たきりにさせない」という思いから車椅子で過ごす時間をつくります。
座って見える景色を体験して欲しいと願っています。
これらのリハビリの内容を看護師や介護士などスタッフ全体で情報共有することで、日常生活を通してご本人様にとって過ごしやすいケアを提供することができます。
ナーシングホームでも充実した生活を送ってほしいから毎日のレクリエーション活動を実施しています。
体を動かすレクリエーション、頭を働かせるレクリエーション、生け花や書道など特技を活かせるレクリエーションなど日々工夫を凝らした内容で実施しています。
集団レクリエーションの他にも個別レクリエーションではお一人お一人に合わせた内容で楽しみを感じていただけるよう実施しています。
もちろん参加は自由参加ですが、初めは参加に消極的でも毎回お誘いするといつの間にか他のご入居者様と笑顔で交流を持ち、笑い声が聞かれるようになり、今では一日も欠かさず参加されるという方もおられます。
第一に生活の質の維持、生活の満足度の向上を図ることを目的としています。集団レクリエーションとは異なり、お一人お一人のニーズや特性（趣味、特技、嗜好）を活かすことができ、個々の障害の程度に関係なくそれぞれのペースに合わせて行えます。少しでも楽しみを感じられるようなレクリエーション支援を心がけ提供しています。
グループになじめない人や集団レクリエーションを好まない方でも取り入れやすく、寝たきりの方や離床が難しい方でもお部屋で実施できます。
食べ物の飲み込みを判断する「嚥下評価」も実施し、必要性があれば歯科医師による訪問診療にてお食事の飲み込みを評価する「嚥下評価」を実施しています。
お食事も様々な形態でご用意ができますので、ご本人様に合ったお食事を安全にお楽しみいただけます。
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