Philosophy
代表取締役:福嶋 成晃 ご挨拶
ナーシングホームアイプラスは一宮市を中心に15年以上の訪問介護を営む「丸福産業有限会社」が運営しています。
これまで私自身もご自宅を訪問をさせていただいている中で、ご利用者様が入院をきっかけにご自宅へは戻ることができず、そのままご入院が長期になってしまったり、介護施設へご入所されることでお会いできなくなってしまうことに毎回寂しさを感じておりました。
そこで、医療的な管理が必要になってご自宅での介護が難しくなってもまた自宅のような暖かな環境で再びお手伝いをさせていただきたい、そしてご家族様とともに最期までその方の人生に寄り添いたいという思いからナーシングホームを設立することを決めました。
これまでご自宅で過ごされてきた方が施設入所を決める事はご本人様のみならずご家族様にとっても、決して簡単な決断ではありません。中には施設入所という決断に罪悪感すら感じられるご家族様もおられます。またこのままではご家族に迷惑をかけてしまうと申し訳なく思われるご入居者様もおられます。
いろいろと悩んだ結果アイプラスへのご入居を選んでいただいた後は、ご本人様が楽しく穏やかに過ごされ施設での生活にご満足いただくことで、ご家族様の安心にもつながるのではないかと考えております。住む場所はそれぞれ違っても、家族としてつながり続けお互いに穏やかな生活を送って頂きたい、そしてご家族様自身のこれからの人生も大切にしていただきたい。
私たちの想いはご利用者様の人格・尊厳を尊重し、たくさんの笑顔に出会うことです。ご利用者様はもちろん
ご家族様、スタッフ、地域の方たちに想いが届き、地域社会へ貢献することが何よりの願いでもあります。
一人ひとりのご利用者様に寄り添い、みんなで一緒に笑顔になれる愛と優しさの詰まった「全ての方に愛をプラスする」そんな施設でありたいと願っています。
こんにちは。施設事業部部長の兼岩です。
ナーシングホームアイプラスは、医療的なケアが必要な方をお受入れしている施設です。
特に、末期がんやパーキンソン病等の神経難病、寝たきりになって口から食事が摂れなくなった方等を、最期の時までケアしています。
「死」を受け入れることは、とても難しいことです。
例えば、がんの宣告をされた時、人は「なぜ自分が、こんな目に合うんだ?」とショックを受け、否定し、嘆き悲しみ、落ち込み、そして怒りを感じます。
怒りとは、「悲しい」「怖い」「不安だ」といった感情を隠すための二次感情と言われており、その怒りをご家族様や職員へぶつけることもあります。
また、その怒りさえも「否認」(心理的防衛機制の一つ)して、「死」への恐怖と向き合わないようにする場合もあります。
そりゃあそうですよね。怖いですよね。「死」について考えるのは。
そしてまた人は、「こんな目に合うのは、自分が悪い人間だからだ。家族に優しくしてやれなかったからだ」などと、自分への罰のように感じてしまうことも少なくないのです。
こんな風に、「死」に至る心理とは複雑で、周囲の人たちも、どう接してよいか戸惑いを覚えることでしょう。
大切なのは、「死」という絶望の中でも、いかにして希望を持ってもらえるか、安心してもらえるか、です。
そんな一見、不可能に思えることを可能にする方法として、「傾聴」があります。
死を前にした方の話を聴くことは、「なんと声をかければよいのだろう?」と緊張するものです。ですが、たかが話を聴くことと侮ることなかれ。
声をかけたり何かアドバイスするのではなく、聴くことで、本人が考えを整理し、怒りの下にある感情に気づき、それを吐露することで、「死」を受け入れていくと言われています。
必ず訪れる「死」を受け入れる。そのために私達職員は今日もベッドサイドで寄り添います。
ご利用者様の人生をもっと知りたい。
ご利用者様の気持ちに寄り添いたい。
「死」を受け入れ、「よい人生だった」そう思って頂けるように、今日も傾聴します。
それにより、私達職員も、救われるのです。「私たちのケアに満足して頂けた」と。
施設長の岩田です。
総合病院の看護師として働いていた時です。
ご病気を患い治療を重ねられた方が、「希望はないね、病気が悪いよ。」そう病院でいわれたことをはっきり覚えています。ご病気を患ったらその後の人生には希望がないのか、そう思うようになりました。入居者様がご病気と共に生き、心が豊かになる生活を提供できるようにご支援させていただきます。