■グリーフケアの大切さ

ナーシングホームアイプラスは看取りの施設です。医療的ケアが必要な重度の方や、進行性の難病の方が多く入居されています。
先日、4年半もの長きにわたって入居されていた方がお亡くなりになりました。
お亡くなりになった後しばらくして、当施設では必ず、デスカンファレンスという、その方が満足して過ごしていただけたか、ご本人の意思を尊重して死を迎えられたかを皆で振り返ります。
まずは思い出話から。死は悲しいものなのに、不謹慎かもしれませんが、職員はみんな笑顔です。
たくさん、たくさんの思い出があり、職員みんな、楽しい話に花が咲くから、自ずと笑顔になります。
そして次に、「もっとこうしてあげれば良かった」という心残りがないか、話し合います。
誰もが、死に関して、少なからず後悔や自責の念を持ちます。でもここでこうやってそれを共有し合うことで、共感し、励まし合い、そして次からこうしようと、その後悔をまた来るであろう終末期の方に生かせるようにして行きましょう、そう締めくくります。
それは、その方の死を無駄にしたくないから。死から多くのことを学ぶことができるから。
そして私たちは今日も、「この方の望みは何だろう?」「その望みを叶えてあげたい」そう思いながら行動しています。それがアイプラスの行動指針です。
■日本看取り士会の研修を行いました!
ゴールデンウイーク明けの日曜日、日本看取り士会の白滝喜美子先生に、看取り士初級・中級の出張講座を開催して頂きました。
看護師・介護士・作業療法士、計11名が参加し、学びの多い充実した1日を過ごすことができました。
今回の研修での学びを、入居者様の最期の時、そしてご家族様のお気持ちを支え、当法人の理念「愛と優しさを提供」更に、できるようにしていきます。
ご家族様に抱かれて、最期の時を迎えるサポート風景です。




